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免疫力を高めるための家づくり 足元の冷えが引き起こす健康問題とは

マイホームを建築する際、理想の間取りやデザイン、外壁・内装といった目に見える部分については、特にこだわりを持って作りたいという方が大半ではないでしょうか。では、家がもたらす健康面の影響についてはどうでしょう。

化学物質の多い建材は使いたくない高気密・高断熱な家にしたい、そういった部分は気に掛けやすいテーマではありますが、健康を維持する為の家作りについてはあまり馴染みがありません。ここでは、健康と室内温度との関係について紹介していきます。

日本の家の特徴的構造

小さい頃、乳歯が抜けると下の歯は屋根上に、上の歯は縁の下へと投げたりはしませんでしたか?〝縁の下〟それは住宅の床下の空間です。現在はあまり見かけなくなりましたが、日本の家の湿気対策の一環として高床式住宅が主流であった為に存在したものです。

高床式であるということは、床のすぐ下の空間には外気が満ちている状態で、特に寒い季節には床が冷たくなるというのは当たり前のことでした。家の床が冷たい事はごく当たり前のこととして生活の中に浸透しているのです。

縁の下が無い現代の家

関東大震災以降は特に、地震に強い家のニーズが高まり、床下にはコンクリートの土台が作られるようになりました。土台にコンクリートが使われていると言うことは、一見床下には隙間がないのかと思いがちですがそうではありません。

コンクリートには、目に見えない程の小さな無数の穴が開いており、地中に含まれる水分がその穴から吸い上げられてコンクリートの表面は湿った状態になります。

そしてその水分が蒸発するためには気化熱が奪われる事となり、温度が下がります。すると当然、コンクリートを土台としている住宅の床面は冷たくなり、足元の冷えが発生する要因となるのです。また、冷たい空気は暖かい空気に比べて下にたまりやすく、足元を冷やす原因にもなります。

湿度が高い現代の家

長期優良住宅の認定項目でもある、住まいの“気密性”の高さや“断熱性”の高さが重要視されるようになった現代の戸建て住宅では、室内空気の換気が十分に行われない事が多く、住宅内の湿度が高くなりやすい傾向にあります。

家の中の湿度が高くなる事でどのような影響があるかと言うと、“床が湿る”という現象が起こります。目に見えて濡れる訳ではありませんが、室内の湿度が高くなる事によって床が生乾きのような状態になるのです。生乾きの状態が続くという事は、気化熱によって足元の温度が下がり、足元から身体を冷やしてしまう原因となるのです。

室内の冷えがもたらす健康被害

戸建て住宅の室内の「冷え」が、日本では当たり前になりつつある現状である事がわかりました。ですが特に床の冷えというのは私達の身体に非常に良くない影響を及ぼすと言われています。では実際に、この「冷え」により起こりうる身体への影響にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

免疫力の低下

実は、体温が1℃下がると、ヒトの免疫力は30%も低下するとも言われています。

“免疫細胞”と呼ばれるリンパ球などの細胞は、体内に異常な細胞が見つかると血液にのってその場に運ばれて、見つかった異物を攻撃して悪い細胞を消滅させます。ところが身体が冷えて体温が下がると血行が悪くなり、もしも異常な細胞が体内で見つかったとしてもそれを倒す為のリンパ球が運ばれにくくなってしまうのです。

また、エネルギーや熱を作り出す働きのあるミトコンドリアは細胞の新陳代謝にも関わる非常に重要な役割を持つ器官ですが、異常の起こった細胞の自然死をコントロールするという働きもあります。しかし体温が低下する事により、細胞の中のミトコンドリアが本来の機能を発揮する事が出来ず、異常な細胞が排除される事のないまま体内に残る事になり、病気を引き起こす原因にもなる可能性があるのです。

体温が低下する事で、様々な病の引き金となる異常な細胞に対応できる免疫細胞が機能低下を起こし、本来持っているはずの免疫力が低下する事で健康を損ねる原因となるのです。

血圧の上昇

特に足もとの冷えが、血圧に深く関係があるというのをご存知でしょうか。

首都圏に住む男女180人を対象とした血圧を比較する研究で、断熱性能の高い家と低い家で比べたところ、断熱性能の低い寒い家に住む人は、暖かい家に住む人と比べて最高血圧の平均値が5㎜Hgも高い事が実証されました。
またこの実験では、床上の室温や足もとの温度を測定したデータも出しており、特に足もとの温度が10℃低下する事で血圧が10㎜Hg程度上昇する事も発表されました。

床が冷たい、足元の冷える家に住み続けた場合、その影響が体に蓄積されて、将来は高血圧に悩まされるという可能性も非常に濃厚と言えます。

高血圧というのは、あまり自覚症状の無い病気です。まさか自分の住む家が原因だとは思わないまま何年かが経過し、気が付いた時には薬の服用を余儀なくされる可能性もあります。
重度の場合には、動脈硬化が発生し、最悪の場合突然死といった命に関わる病気になる事もありえます。そのくらい、家の床が冷たいというのは健康に大きな被害をもたらす重要事項なのです。

女性特有の病気

昔から、女性は特に下半身を冷やしてはならないと言われます。年配の方は特に、女性は身体を冷やしてはいけないよと言うものです。
これはただの迷信ではなく、しっかりとした根拠があっての先人の教えであるのです。

結論から申し上げますと、女性は身体(特に下半身)を冷やしてしまう事で婦人科系の病気や健康トラブルが起こりやすくなります。

これは、足元が冷えて血液が冷やされる事で、その冷えた血液が心臓へと戻る際に子宮や卵巣までもが冷やされてしまう事が原因です。卵巣が冷やされる事により正常に機能できなくなり、月経不順や不妊の原因となる他、子宮の血流に不具合が生じる事で月経時の子宮の収縮が強まり月経痛がひどくなる可能性もあります。

足元が冷える事で全身の血流が悪くなり、新陳代謝が悪化する事で太りやすい体質になる上、肌はくすんで乾燥し、髪の毛のハリツヤも低下します。冷えは、本当に女性の大敵なのです。

身体を冷やさない家づくり

スウェーデンでは、室温が18℃以下になる家は建築できないのをご存知ですか?スウェーデン以外の国でも、そういった湿度に関する建築ルールを定めている国は少なくありません。

四季のある日本では、積雪が当たり前の東北地方や北海道以外の地域であっても冬には外気温が一桁になる事も珍しくありません。それなのに、室内温度に関する建築ルールを定める基準が設けられていない為、“家の中が寒い”“床が冷たい”というのが当たり前になってしまっているのです。

しかし、これまでお伝えしてきたように、足元が冷たい家は身体を冷やす事となり、それが健康被害を引き起こす原因になるのです。では、足を冷やさない為にはどのような対策をすれば良いのでしょうか。

床を乾かす

高気密・高断熱が重要視される日本の戸建て住宅では、家全体が断熱材というビニールで覆われるような状態になります。
この事が原因で家の中の換気が不十分である状態が日常的になり、生活環境から生まれる湿気が湿度として家の中に滞留します。そしてその湿気が床の表面を生乾き状態にさせ、気化熱を発生する事で足もとを冷やします。この床の生乾き状態を解消する為に、床をとにかく“乾かす”事が大切です。

この場合、床を拭くのではなく、湿気を含んだ室内に滞留する空気を換気する事が大切です。24時間換気システムだけでは不十分である場合がほとんどですので、窓を開けて外気との入れ替えを行う家全体の換気をこまめに実施する事が大切です。

ラグやじゅうたんの設置

乾いた状態の床を保てば、ラグなどを敷くのは足もとを冷やさない為の効率的な手段の一つと言えます。リビングなどには大きめのじゅうたんを引く事で、断熱性も上がり暖房や冷房の効率も上がります騒音対策にもなりますし、フローリングよりもホコリが舞いにくくなるので部屋の空気を汚れにくくする効果も期待できます。

ただし、適切な換気が行われず湿度が高い状態になると繊維の隙間や上にカビやダニが発生しやすくなり、更なる健康被害を生み出す危険性もあるので注意が必要です。

暖房器具の効率的活用

暖かい空気は上へ上へと昇ってしまいます。その為、暖房器具を使用する時には床のほうから暖めるように意識すると良いでしょう。エアコンは風向きを下にするのも効果的です。逆に冷房を使う時には上に向かって冷たい風を送るようにすると、足元の冷えすぎを防ぐ事ができます。

足元に冷気が集まらないような工夫をする事で、冷暖房効率も上がりますし、体調も整いやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。室温と足元の冷えによる健康被害について紹介してきました。当たり前と思っていた家の中の寒さは、実は私達の身体にとって非常に悪影響であり、時には重症となる程の健康被害を引き起こす場合もあります。

これから家を建てるのであれば、家の中の寒さや特に足もとの冷えない家づくりを心掛けた設計をオススメします。今住んでいる家が“冷える家”ならば、これから様々な対策を行って、是非健康な暮らしができる家作りを心掛けていただきたいと思います。

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