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語源から学ぶ【適材適所】と住宅建築とは

【適材適所】という四字熟語。誰しもが一度は耳にした事があるのではないでしょうか。実はこの適材適所という四字熟語は、建築に関する事柄が語源である事をご存知でしたか?
では一体、適材適所というのは具体的にどのように住宅建築に関わっているのでしょうか。家作りで知っておきたい木材の基本知識と適材適所について紹介します。

適材適所

現代において「適材適所」とは、能力やその人の特性を見極めた上で、最もパフォーマンスが高い仕事ができるように、あるいは地位につけるようにする事を言います。ではこの適材適所が住宅建築のどんな所からきているのでしょうか。

適材適所の由来

「適材適所」とは、読んで字のごとく、“適した材を適した所に”という意味です。ここで言う材は“木材”の事であり、所というのは住宅建築の設計上の各部分を指します。
島国でありながらも豊富な森林を多く持つ日本では、針葉樹や広葉樹などの様々な種類の木々が木材となり建築に使われてきました。

家の土台となる構造部分には耐久性が高く腐りにくい木材を。内装の柱には木目が美しい木材を。2階以上になるならその重量を支える梁には耐久性のある木材を使うのが適しています。
このように、様々な種類の木々が使われてきたからこそ、それぞれの木々(木材)の特徴を生かし、適した所に採用するという昔からの住宅建築の技術が“適材適所”という言葉となって現代にも受け継がれているのです。

住宅建築の適材適所

木造住宅の建築において適した材を適した所に配置するのが大切である事がわかりました。ではその“適した材”がどのように見分けられているかと言うと、その判断基準は「樹種・樹齢・部位・乾燥度」など様々です。
土台に使う建材と柱や梁に使う建材では適した樹種が異なります。また、同じ樹種だったとしてもその樹齢はもちろん、1本の木のどの部分を使うかによって家の構造のどの部分に使うのが適切であるかは異なります。

ただ、新築で木造住宅をオーダーする場合でも、なかなか樹齢や部位、乾燥度(水分含有度)といった所までは指定が難しいですし、何より完璧な知識を習得するのは非常に専門的な内容である事から、自分の家を建てる時の為に学ぶというのはそれなりの労力です。
最低限の知識として、木造住宅で使われる代表的な樹種がどこの部分に使うのに向いているかといった事だけ学んでおくと役に立つのではないでしょうか。

適材適所の具体例

木造住宅の建築に使われる木材には様々な種類の木があります。スギやヒノキあたりがよく聞く木材ではないでしょうか。
近年では輸入もののベイマツが価格も安いことから需要が高まっており多くの木造住宅で採用されていますが、ここでは【適材適所】の言葉が生まれた古くから使われている日本の木材に絞り、具体的にどの樹種が住宅構造のどの部位に適しているのかについて、その特徴などを紹介していきます。

「スギ」

日本で人工林として一番多く植えられているのがスギです。多くの樹種が存在しているにも関わらずスギが沢山植えられている理由は、その育てやすさと成長の早さとされています。

スギは、まっすぐと直線的に育つのが特徴で、狭い土地にも沢山植える事ができる事から生産性が高いのがメリットですが実はスギの中にも育った土地により種類が細かく分かれます。
秋田杉、吉野杉、道南杉、北山杉、長良杉など様々で、このそれぞれのスギごとにも油脂の多さや密度の違いなどがあると言われています。

スギの木は空気を多く含む為に軽く、断熱性が高く、調湿性も期待できる建材となります。また、真っすぐに成長する事から扱いやすく加工性が良い点もメリットと言えます。
構造材としては「柱」や「梁」に適しています。
内装材としては「床板」「壁板」「座敷天井」にも多く採用されています。
外装では「外壁壁版」「外壁格子」、その他にも障子や板戸にもオススメの建材です。

「ヒノキ」

国内の針葉樹の中では最も質の良い高級木材として有名です。ヒノキ特有の香りや表面の光沢の美しさ、そして耐久性の高さは非常に評価の高い住宅建築に適した木材です。

国内では主に、本州は福島県東南部より南側に分布しており、南は四国・九州まで確認されています。屋久杉の有名な屋久島ですが、ここでもヒノキが確認されています。

ヒノキはその樹木の直系が1m程にもなるのが特徴で、それでいて心材の耐久性が高く、水や湿気にも強い傾向があり、菌や虫にも耐性があります。伐採してから200年はだんだんと強度が増すと言われており、その後1000年以上も使い続ける事ができるとされている木材で、有名寺院などにも多く使われています。

構造材としては「土台」や「柱」に適しています。
内装材としては「床板」「壁板」に適している他、水に強い事から「浴室の壁や天井」にも適しています。
外装では「外壁壁板」「外壁格子」の他、「デッキ材」にもオススメです。

「カラマツ」

国内で唯一の落葉針葉樹として有名なのがこの「カラマツ」です。「落葉松(ラクヨウショウ)」と呼ばれる事もあります。一昔前までは、カラマツからでる“ヤニ”をうまく処理する技術が無かった為に好んでは建材に使われませんでしたが、近年その処理技術や加工技術が進んでいる事から大型の木造建築にも多く採用されるようになりました。

関東の内陸部から東北の太平洋側、そして北海道の主に南部に生息する木です。直系は70㎝ほど、高さは30m程に成長します。

木目が荒く硬いので強度は高いというメリットがありますがその分加工が難しいのが難点とも言えます。ですが“ヤニ”が処理されたものは建材だけではなく家具の木材としても多く使用され、広く親しまれています。
構造材や外壁材にはあまり使われませんが内装材として「床板」などに好んで採用されます。

「クリ」

クリの実は食用として馴染みがありますが建築用の木材としても、古く縄文時代から親しまれてきたとされています。北海道の南部から広く全国的に生育しており、強度が高く耐久性や耐水性に優れているのが特徴です。
特別な処理をしていなくても虫による害に強く、今となっては一般的な建材として使われていますが防虫加工などの技術が進んでいなかった頃には重宝されていたと言われています。

構造材としては「土台」として重宝される他、
内装材では「床板」にも好んで使われます。

強度が高く、耐久性が強い事から建材の他にも家具材として職人からの人気は高く、テーブルやカウンターの天板として好まれます。漆などで仕上げるとその木目がはっきりと出て美しい仕上がりになるのも特徴です。

「ヒバ」

別名「明日桧(アスナロ)」としても知られるのがヒバの木です。東北より南の山間部に生育しています。
ヒノキ同様に良材として扱われており、神社や仏閣の建築材としても重宝されています。ヒノキの香りの成分である“ヒノキチオール”という成分がヒノキの10倍近くも含まれているとされ、薬用成分が強く、湿気や腐食にも耐久性がある事が証明されています。

構造材としては「土台」や「大引・根太」に使われます。
内装材としては「床板」の他、ヒノキと同様に「浴室の壁・天井」にも適しています。
その他、雨水に晒されやすい軒回りなどにも採用される事が多い他、浴槽や風呂桶にも使われます。菌に強い事からまな板としては最高級の木材とされています。

「ケヤキ」

街路樹としても馴染みのあるケヤキは国内最良の広葉樹として扱われ、古くから神社などの建築はもちろん、お神輿や和太鼓などにも使われてきた木材です。

北海道以外の全国に生育しており、特に東北や関東、山陰、南は九州でも、良材とされるケヤキが産出されています。非常に硬く、強度の高さが特徴で耐久性に優れている点が魅力です。更には、非常に硬いにも関わらず加工はそれほど難しくありませんので建築木材としてはかなり重宝されます。

はっきりとした年輪が特徴で肌目は少し粗さが感じられるものの、手入れをすると美しい光沢が出る事から、見える部分の木材としても好まれます。

建築業界ではケヤキを「青ケヤキ」「赤ケヤキ」と分類して呼ぶ傾向があります。
「赤ケヤキ」がいわゆる通常のケヤキに値するのに対して「青ケヤキ」は年輪幅の若い木を指します。反りやすさが懸念されるデメリットがある事から、赤ケヤキよりも安価な値で取引されています。

構造材では「独立柱」に採用される他、
内装材では「床板」としての使用がオススメです。

その他にも古くから和机やちゃぶ台といった家具材としても人気があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは、【適材適所】の由来である住宅建築における適材適所の知識について代表的な木材を紹介しました。
注文住宅を建てる際には、こういった知識を少しでも持つ事で依頼先のハウスメーカーや工務店からも“知識のある人”だという印象を持ってもらう事ができるメリットがあります。それなりに知識を持つ事で、メーカーの言いなりにならない正しい家づくりをする事につながりますし、なによりも家に住み始めてからの何十年をどれだけ安心して暮らせるかという点にも直結します。

先人の知恵である【適材適所】は現代に伝わる木造住宅の基礎であり要です。外国産の輸入木材も安価で人気がありますが、日本で建てる家だからこそ、日本で育った国産の木材を使う事ことこそが、長く良い家を保つ為の一つの選択であると検討してみてはいかがでしょうか。

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